産後の腰痛で骨盤矯正を受けるまえに
産後に腰痛で悩んでおられるママさんはけっこう多いです。
で、「他の治療院ではこう言われました」と申告してくださるママさんも多いです。
それは
産後だから骨盤が開いてる、歪んでる。だから痛いんですよ、と。
でもね、でもね。
腰痛の原因はコレです、とどこも言うんですが、「腰痛じゃないときの原因は」説明できないことが多いんですよ、不思議なことに(苦笑)。
腰痛の原因が、たとえば
出産による骨盤の歪みです。
4番と5番の間の椎間が狭くなってます。
産後に戻らなくなった体重のせいです、年齢のせいです。
ヘルニアです。
と言われたときに考えてみてほしいんです。
それでも腰痛じゃないときがあるけど、それはなんで?って。
あなたの腰痛の原因は骨盤の歪みです。
「だから」痛くないときは骨盤の歪みが勝手に直ったときなんです。
そのはずですよね?痛いときの原因が歪みなんだから痛くないのは歪んでないときだからです。
あなたの腰痛の原因は椎間が狭くなってるからです。
「だから」あなたが痛くないときは、椎間が自動で広がったときです。
ですよね?狭い、神経を圧迫してる。だとしたら痛くないときは広がったときですよね。
あなたの腰痛の原因は体重のせいです、老化です。
「だから」あなたにとって痛くないときとは体重が一瞬でも減ったときです、摩訶不思議ですが若返ったときだったんです(笑)。
ほんと、不思議な現象ですよね~~~^^
あなたの腰痛はヘルニアのせいです。
「だから」痛くないときはたまたま、偶然、なぜかヘルニアが勝手にひっこんだときです。
ここまで言っちゃうと科学が崩壊しそうですよね(苦笑)
ね?
今までの腰痛の原因説は、痛くないときの説明をできないことが多々あるんですよ。
あなたの産後の腰痛の原因はAです。
というのであれば、
痛くないときはAが消えたときです。
ね?ね?そんなこと、ありそうですか?
勝手に歪みが治って勝手に椎間が広がったり体重が減ったり増えたり・・・
骨盤矯正して腰痛が治る人は、骨盤が歪んでた人、という可能性はあります。はい。それはあるんです。
でも、骨盤矯正を受けたけれども、産後の腰痛が改善しなかったママさんはそもそも骨盤の歪みからきていないタイプの腰痛だったということなんです。
もし骨盤が歪んでいてずっと腰が痛い。痛くないときがない、ということであれば、骨盤の歪みを直すと良くなるかもしれません。
骨盤が歪んでるはずなのに、痛くないときもある、というのであれば、いくら骨盤を矯正してもらっても改善しないかも知れません。
なぜなら、骨盤矯正しなくても痛くないときがある、骨盤は関係ない可能性がある、ということだからです。
そしていま、産後の腰痛で困っている人は、骨盤矯正、骨格矯正に走るまえに、「痛くないとき」には骨盤が自然と治ったときだと思えるかどうか、検討してみてくださいね。